受験生の方

エネルギーを時間的に圧縮することで得られる大きな力をパルスパワーと呼びます。「雷が落ちるとキノコが生える」という言葉があるのですが、雷によって菌糸が切れたり、温度が急激に変化することで、キノコはストレスを感じて栄養生長から生殖生長へと移るのです。パルスパワーを、農業・食品分野への応用に展開することを目指しています。

スマートフォンといえばアプリ。アプリはたくさんのプログラムから作られています。プログラムの良し悪しによってアプリの動作スピードに差が生まれます。そのプログラムの良し悪しを決めるのが、問題を解決するための手順や方法であるアルゴリズムです。アルゴリズムはアプリの性能を決める心臓部分なのです。私の研究室は、高速に動作するアルゴリズムを開発するために日々研究しています。

燃費のいい高効率なエンジンを開発しています。流体力学を応用し、圧縮機やタービン内部の空気の動きを実験や数値シミュレーションによって解析し、それらをいかに効率よく機能させるのかが課題。高効率化によって航空エンジンの燃費が向上すれば、航空運賃の低下につながり、今よりもっと気軽に海外へ行くことができるようになります。

汚水処理場で生じた汚泥に含まれる有機物やリンなどの有用物質は、エネルギー源や肥料原料として利用できます。リンは今後輸入が厳しくなることが予想され、効率的な回収と再資源化が課題です。そこで、汚水処理微生物・ポリリン酸微積細菌の特性と電気透析技術を生かした回収システムを研究。実現すれば、汚水処理場がエネルギー・リン資源の供給ステーションになるかもしれません。