令和7年度 岩手大学理工学部 改組のご案内

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確かな専門性に加え、「データサイエンス応用力」を育む

POINT.1 データサイエンス「応用力」の養成
  • 所属コースでの主専門の学びに加えてデータサイエンスの知識も修得し、ワークショップを通してデータサイエンスの知識を応用・展開できる人材を育成する「データサイエンス応用副プログラム」を導入します。
  • データサイエンスを応用したいという意欲がある学生を「データサイエンス応用オープンクラス」で募集します。オープンクラスに入学した学生の主専門(コース)は2年次になってから自由に選択できます。
POINT.2 コース選択の柔軟化
  • 選抜はクラス単位で実施され入学後は初年次クラスに所属します。2年次にコースに進級する際、クラスと同名のコースには必ず進級できますが、異なるコースに進級することも可能です。
  • 初年次クラスでは、専門科目を学ぶための共通的な基礎科目を開講するとともに、2年次からの各コースでの学びを俯瞰できる入門専門科目を開講します。
POINT.3 クリエイティブ情報コースの新設
  • 情報デザイン、ヒューマンインターフェース、プロダクトデザイン、コンピュータグラフィックス等に関する知識を有し、創造的思考と情報技術を用いて社会の問題を解決できる人材を育成します。
  • ゲーム開発、Webアプリ開発等の「デジタルメディア分野」や、ユーザーが快適に使えるような操作感や外観をデザインする「UX/UIデザイン分野」で活躍できる人材を育成します。

改組の理念・背景

急速に進化する人工知能が世の中を大きく変えようとしているいま、データサイエンスを応用する力は、すべての科学技術者に必要な能力になりつつあります。一方で、地球環境やエネルギー問題を解決し、持続可能な社会をつくることは科学技術に求められた喫緊の課題です。岩手大学理工学部はSDGsが提唱される前から、「ソフトパス理工学」を標語に、持続可能な社会の構築を目指してきました。

2025年4月に行われる改組では、ソフトパス理工学教育をさらに強化するとともに、専門性とデータサイエンスの融合的応用力を育み、専門性をより広範に展開するための教育研究体制を構築します。さらに、情報分野の教育研究を拡充するために、クリエイティブ情報コースを新設します。

養成する人材像

  • 確かな専門性に加えて豊かな教養と情報リテラシー(情報を正しく読み取り正しく活用できる力に読み取り)を有し、自らの専門分野の課題に対し、主体性と協働性をもって取り組むことのできる人材
  • 国際社会や地域社会が直面している課題を正しく理解し、持続可能な社会の構築のために、「ソフトパス理工学」の理念を実践できる人材

アドミッションポリシー

理工学部は、確かな専門性と情報リテラシーを併せもち、地球環境問題をはじめとする社会が抱える諸課題の解決に貢献できる人材の養成を目的としています。そのため、❶高等学校卒業にふさわしい一般基礎学力、広い教養と深い専門性を身に付けたいという意欲、❷理工学分野の学修を始めるために必要な知識と技能、❸論理的な思考に基づいた判断力と表現力、❹自ら選択した専門分野の学修に主体的に取り組もうとする意欲、❺社会との関わりに関心をもち、多様な人々と協働しようとする態度、をその資質として求めます。

入学から卒業までの流れ

  • 選抜はクラス単位で実施され、入学後にはクラスに所属します。
  • 2年次からコースに進級します。クラスと同名のコースには希望すれば必ず進級できます。
    ※ 情報系クラスからは知能情報コースまたはクリエイティブ情報コースに必ず進級できます。
  • データサイエンス応用オープンクラスからは、希望する任意のコースに進級できます。
  • コース人数が標準的人数(募集定員の±10%を目安とします)の範囲内であれば、クラス名と異なるコースに進級(コース変更)することも可能です。コース変更希望者が多数の場合には、入学後の成績を考慮してコース変更が認定されます。

入試概要

区分 試験概要
一般選抜 前期日程 大学入学共通テスト・個別学力検査
後期日程 大学入学共通テスト・個別学力検査

※全コースで学校推薦型選抜を実施しています。
※クリエイティブ情報コースでは、総合型選抜IIを実施しています。
※電気電子・情報通信、機械知能航空、社会基盤・環境工学コースでは総合型選抜Iを実施しています。
※詳細については、入学者選抜要項および募集要項で必ず確認してください。