カリキュラムの特徴
地域防災・まちづくりプログラムでは、社会基盤・環境工学技術を基礎に、地域防災やまちづくり分野で活躍するリーダー人材の育成を目指します。本プログラム履修生は、社会基盤・環境工学コースの教育課程を通じて教養および専門性を修得するとともに、地域理解やリーダーシップの涵養を重視した教養教育科目や専門教育科目を履修します。また、防災やまちづくりに関連するプログラム科目群を、本学の地域防災研究センターから教育・研究上の支援を受けながら集中的に学びます。これにより、地域社会が直面する現実的な課題解決に必要な高度な実践的技術を習得します。
本プログラムの特徴は、グループワーク形式の授業が充実している点です。例えば、「地域防災課題演習」では自然災害への理解を深めるとともに、自然との共生を目的としたグループワークや被災地研修を通じて課題発見力と提案力を育成します。また、「ソフトパス理工学実践(社会基盤・環境工学クラス)」では、防災やまちづくりにおける施策の長所短所を多角的に検討し、企画案の発表や質疑応答を通じて他者との協働力や異なる価値観への理解を深めます。
さらに、高年次には「地域創生課題演習Ⅰ」で地域特有のハザード(災害危険度)の把握や危機管理手法について学び、「地域創生課題演習Ⅱ」では社会基盤・環境工学全般にわたる課題発見と解決策の提案を行います。これらの学びを通じて、実践的な技術と総合的なマネジメント能力が身につきます。

このプログラムを目指す学生に求めることは?
1.高い専門性とリーダーシップ
社会基盤・環境工学技術に基づき、防災やまちづくりに取り組む意欲
2.柔軟な発想力と課題解決能力
持続可能で安心・安全な社会の構築に向けた実践的なアプローチ
3.協働力と主体性
多様な価値観を受け入れながら、自ら積極的に行動できる姿勢
