生命コース

自然科学に関する幅広い基礎知識と生命理工学の専門知識を身につけ
ヒトの健康に関わる諸問題の解決への応用を目指す

どのようなことを学び研究するコース?

生命現象のメカニズムの解明を目指した基礎研究から、疾患の治療技術の開発、薬剤などの有用物質生産、あるいは幹細胞利用といった応用研究まで幅広い教育および研究を行っています。

生体機能分野

脳を中心とする神経系、体を動かす筋肉系、生命を支える活動である呼吸・心臓循環・内臓諸器官の働き・しくみについて教育研究を行います。

細胞工学分野

生物の基本単位である細胞のしくみや細胞間のコミュニケーションを理解する基礎分野に加えて、細胞改変技術や細胞培養法の開発などの応用分野の教育研究を行います。

再生医療工学分野

再生医療に関わる医療技術や医用工学技術の基礎を学び、失われた機能を再建するための遺伝子治療や人工臓器によって機能を補う技術に関する教育研究を行います。

生命分子システム分野

核酸やタンパク質等の生体分子の機能・構造の基礎を学び、細胞や個体の生命現象での働きを解明し、制御に応用するための、技術・知識に関する教育研究を行います。

このコースに入学する学生に求めることは?

生命コースでは、工学分野の基礎知識と生命科学分野の専門的知識を身につけた人材、課題探究・問題解決能力を備えた専門技術者や研究者の育成を行います。具体的には、医療機器、医薬品、福祉産業分野で活躍できる人材、地域はもとよりグローバルに活躍できる人材の育成を目的とします。そのために、本コースでは次のような能力・資質を備えた入学者を求めています。

  • 医療技術開発に興味を持ち,新しい課題に挑戦する積極性
  • 生命科学分野における問題解決や真理探究への意欲
  • 地域社会や国際社会で活躍する意欲
  • 生命科学研究に対する教養と倫理観

どのような人材育成を目指している?

本コースでは、物理、化学等の理工学分野の基礎知識を取り入れた生命科学教育を行い、生命現象や生体機能などの基本的側面から細胞工学、再生医療工学などの応用研究を展開します。そこから、医薬品開発、福祉機器を含めた医療機器開発などの医療技術発展に貢献できる人材の育成をめざします。

卒業後の想定される進路は?

健康・福祉・医療に関わる機器・医薬品の開発や人と関わる健康福祉産業、また、最新の生命科学の知識を活かして教育関連分野での活躍が期待されます。

  • 研究機関
  • 医薬品産業
  • 医療機器・システム開発
  • 食品産業
  • 環境関連事業所
  • 化粧品産業
  • 公務員
  • 大学院進学 など

カリキュラム

1年次 2年次 3年次 4年次
専門基礎科目 基礎数学
微分積分学I
微分積分学Ⅱ
線形代数学
物理学I
物理学Ⅱ
化学I
化学Ⅱ
生物学
微分方程式
確率統計学
化学実験
生命コース科目 分子細胞生物学Ⅰ 分子細胞生物学Ⅱ
分子細胞生物学Ⅲ
生理学
組織形態学
生命情報学
生命理工学演習Ⅰ
生命理工学演習Ⅱ
英語論文購読Ⅰ
英語論文購読Ⅱ
生命理工学実験Ⅰ
生命理工学実験Ⅱ
生体計測工学
ブレインサイエンス
バイオテクノロジー
再生医療工学
微生物学概論
栄養化学・栄養学
生命理工学情報Ⅰ
生命理工学情報Ⅱ
卒業研究
学科内共通科目 化学生命研修Ⅰ
生化学
無機構造化学
基礎物理化学
有機化学Ⅰ
分子遺伝学
神経科学概論
発生生物学
基礎分析化学
物理化学Ⅰ
量子化学
基礎化学工学
科学英語Ⅰ
科学英語Ⅱ
化学生命研修Ⅱ
化学生命概論
有機分子解析学 
医薬科学
学部内共通科目 ソフトパス理工学概論 技術者倫理
原子力工学
工業経営管理論
知的財産権概論
特許法特講
社会体験学習
国際研修

必修科目 選択科目

学生Interview

病気の発症メカニズムや治療方法を解明する研究に取り組みたいです。

遠藤 由佳さん

[宮城県 宮城野高校出身]

高校時代から、原因不明の病気の発症メカニズムや、完治が難しい病気の治療方法の解明に興味があり、専門的に学びたいと思い、生命コースを選択しました。授業は高校での選択科目に関係なく、物理・化学・生物のいずれにも関わる内容となり、基礎的知識を幅広く得るための勉強が必要となります。その一方で、先生や研究室の先輩方から、実験の仕方など専門的かつ実践的な技術を教えていただくこともあり、とても勉強になっています。卒業後は大学院に進学し、将来は研究者を目指しています。病気で辛い思いをしている人の力になるような研究に取り組みたいと思っています。

※取材は2017年3月段階のものです

化学・生命理工学科